裸参り
平成27年12月17日(木)に山形県酒田市亀ヶ崎の
十一面観音堂に於いて毎年恒例の裸参りが行われた。
今年は穏やかな夜ではあるが底冷えのする夜分の裸参りとなった。
開始時間の午後七時に十一面観音堂に
於いて護摩祈祷が始まると
近所の井戸で白衣に身を包んだ若者が
無言で現れる、決して声を発することはない。
裸参りをする人の性別氏名は明らかにしないためである。
裸参りの始まりは明治4年頃と言われている。
去年までは小生の同級生の新関氏が水掛の仕事であったが
今年からは若い青年に譲っていたようだ。
長年ご苦労様でした。
井戸水を掛ける方も受ける方も真剣である。
見ている方が身震いして来そうだった。
井戸水で清めた後は十一面観音堂に入り参拝する。
亀ヶ崎地区の信者らは護摩祈祷を見守る。
燃え盛る炎に菜箸を次から次へと放り投げては祈祷する。
護摩祈祷は太鼓を打ち鳴らし鈴?を振りかざし粛々と進められる。
二礼してから三度大鐘を打ち鳴らし2拍手一礼にて退く
これを二度繰り返すのである。
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